ひとくぎりとともに・・・・さびしさが
昨日は父の一周忌の法要があった。
食事の間、ずっと親戚の人たちが父の話をしてくれた。
誰もがとても懐かしそうに。
最高の供養になった、
私は家族で一番父のことが好きだった。
父も私のことは無条件に愛してくれた。
父は他の家族には話さないことでも私には「内緒だよ」なんて言いながらみんな話してくれた。
父の昔話を聴くのも私の楽しみだった。
そんな私でも、まだまだ知らない昔の父の話。
父は大勢の人にいつも心を向けて生きていた。
それは私の想像をはるかにこえるものだった。
昔隣に住んでいた私にとっての第2のお兄ちゃんのようなその人は、父のことを「にいちゃん」と呼ぶ。
父親のように歳が離れていた父を「にいちゃん」を慕ってくれていた。
また父と歳の近い父の甥のその人は父のことを「おじき」と呼ぶ。
誰もの心に穏やかで優しい人として今でも生きている父。
そんな父の子として生まれてきてよかった。。。
しみじみ昨日はそう思った。
そんな感激とともに、私の中で何故か淋しさが募ってきている。
一周忌が済んだら、なんだか父が遠くに行ってしまったようなそんな気がして・・・
無事法要を終えた安堵感とともに私を襲うさびしさ。
もっともあと数十年もしたら(ひょっとしたらもうすぐかもしれないが)父と再会できるのだけど・・・
今を大事に生きたい。
胸を張って父と再会できるように・・・