2007-01-01から1年間の記事一覧

静かさの実感

昨日の朝一番の飛行機で夫と共に宝塚の自宅に帰ってきた。 自宅最寄の駅に着くと、浦安とは全く違うゆったりとした穏やかな時間の流れがそこにあった。 匂いも違う。 ホッとした。 浦安には浦安の楽しみがあるが、やっぱりここは落ち着く。雑然とした家を夫…

うちにうちに

どうしちゃったんだろうか。 最近はブログにもmixiにも書き込む意欲がなくなっていた。 パソコンの前に座ることがしんどくなってきているのだろうか。静かなゆったりとした時間をすごすようになってから、 あわただしく過ぎ行く記事などに目を通し、 そして…

穏やかな時間

なんだか穏やかな日々が続いている。 どん底の頃を思い出すと信じられなく幸せな時間。人生はやっぱり平等に出来ているんだなって思う。昨日の夜、娘から電話があった。 「何してるの?」と。 ちょうどその時間は夫とDVDを観ていた(私は半分居眠りしなが…

この何日か

日記を書かずにいた。 ここを開く気にもなれなかった。 何故だろう。朝起きて、お弁当を作り、お掃除して、縫い物して、お買い物して、そんな繰り返しに十分満足していた。父の四十九日を終えるまではいろいろなことを考え悩んでいたのに・・・。私の中で大…

四十九日の法要を終えて

20日の朝8時ごろ家を出た。東京からは新幹線で。 秋晴れのいい天気だった。 最寄の駅に着くと、夫と二人でのんびりと田舎の道を歩いた。母は葬儀から四十九日までの間で、すっかり顔が変わってしまっていた。顔に表れた皺の数に驚いた。それでも私たち夫…

修行だった・・・

昨日のある時間までいい感じだった私たち夫婦。それがある時から夫の機嫌が悪くなった。最初は何が何だかさっぱりわからなかった。何とか理由を問いただしてみると「え〜どうしてそんなことで・・・」と思うことで怒っていた。最初は「ちっちゃーい」って私…

掃除して埃とって

今日は久しぶりに大掃除した。真夏になってから掃除はさぼり気味だった。 家の中はほこりだらけ。 ひどかった。 サッシの汚れも・・・こういうことをちゃんとしてないから、自分に自信がもてなくてだたの主婦症候群だなんて思っていたのだ。笑っちゃう。膝用…

自然をみておもうとき

自然について書かれているものを読んで、私は何故だか苦しくなった。私はこう思うのだ。自然を見て美しいと思い、自然をみて感動するのは、そこに共鳴するものがあるからだと。忘れていた自分の中にある生命の美しさを自然を通じて教えてもらえるからではな…

新たなるスタート

オゼは私の分身でした。 私であって私でないような・・・ 小さな小さな妹がそこにいるようなそんな感覚でした。 今の私はとっても幸せ。 家族にも友だちにも恵まれ・・・ 次々と問題が起こり苦しかった頃を思うと、何と穏やかで楽しい毎日だろうと感謝の気持…

オゼとママの物語 完結編

オゼはある凶悪犯罪に遭遇して、膝の震えがずっと止まらずにいた。 現場を見たわけでもないのに、悲鳴と物音が頭から離れない。 でもオゼを怯えさせていたのには他に訳があった。 小学校の5年生の頃だった。 夕方遊んでいると救急車の音がして友だちと現場に…

今に集中する

友だちに聞いてもらい、そしてもがかずあるがままにいることを決めたら、やっぱり落ち着くところに落ち着いた。私には今悩む余裕がある。そんな隙間をあたえないくらいに今を生きてみたらどうだ。悩んでも何も解決しない。もううじうじしている自分を思う存…

あるものを無いものとするのが得意だった頃

ふと過去にあった出来事を思い出すとゾッとすることがある。過去を恨んでいるのではなくて、すぐにふたをしていた自分に対してのゾッとする思いなのだ。 今なら許せないであろう数々の出来事を、私は若かりし日すべて許してきた。・・・つもりだった。今なら…

ただの主婦症候群

私がブックマークしているHPの方が「ただの主婦症候群」について書かれていて私はまるで自分のことのように共感した。その方は洋裁もお料理もプロ級。なのに私のように「ただの主婦症候群」に侵されていたのだ。でもだからこそあんな風に力をつけたのかも…

母に抵抗した言葉

母は何かにつけて「自分はデタラメな人間だ」と言い自分を卑下する。そういうときは必ず身内を誉めた後。特に姪。姪を誉めたら私が何となく傷つくことを知っているから、すぐさま自分を卑下した言葉を使う。私は母に言った。「自分をけなす言葉を言うのはや…

愚痴ってごめんね

悶々としていた思いを友だちに愚痴ってしまった。気をつけようと思っているのに溜まっていたみたい。○○さん、ごめんね。でも人って同じような思いをしている人がそこにいてくれる、というだけでなんだかまた元気にがんばれそうな気がする。同じ思いを共感で…

手放せない

手放そうと思っているのに手放せない思い。どうすりゃいいんだ。今日もあの人と電話で話していて、もう爆発寸前だった。 私が気分を害しているのをわかっているのに、さらにその話をつづけるあの人に 私は「ありがとうございました。要件はわかりましたから…

大阪堀江コクーンのライブに・・・

堀江と言えば大阪の若者にとってはお洒落な街。 堀江系ファッションという言葉もあるくらいで、息子も大学生の頃よく遊びに行っていた。 昨日はそんな堀江にあるライブハウスにてコクーンのコンサートがあった。 9月に入っていろいろとあって、友だちに連絡…

 とりあえず手放す

父が亡くなり、しばらくの時間の経過とともに、私はある感情に苦しんでいた。人を分析しない、人をジャッジしない、そう思いつつ、いつも心の中はその思いでふくれあがっていた。 でも決めた。とりあえず手放すと。 理屈ぬきに手放しちゃえばいいんだ。後は…

 愛され広まっていく陰に

今朝早朝6時半から大好きなコクーンがラジオ出演され、MBSの番組の中で生で歌われた。『永遠の絆』が流れると私はすぐさま涙腺が緩んでしまうのだが、今日はちょっと違う感傷にひたっていた。6時半に生で歌うために、コクーンの二人は何時に起きたんだ…

 控えめに

岡山でのコンサートで私があんなにウフフ状態になったのは、演奏に押し付けがましさが全くなくて、むしろどちらかというと抑えすぎなほどに最小限の音で演奏されていらしたから。 できる人は余分なものを削ぎ落としていける。 「大人の音」と感じたのはそこ…

昨日は岡山へ

今回宝塚に帰ってきたのは、何のことはない『ごみ当番』のため。 宝塚に帰る前に友だちに電話した。 「木曜日に岡山にとんさんのコンサートに行くんだけど・・・」 すると間髪入れる間もなく友だちは「私も行く!」と。 彼女は今週その日だけが空いていたの…

9に縁がある

父の亡くなったのが平成19年9月9日19時。 実は私はそうなる予感がしてた。なんとなく。そしてその日はコクーンの渋谷でのライブの日だった。夫と二人で行きたいなと思いつつ今年は予約を入れられなかった。そして今回大阪でコクーンのライブにいける。…

身をひく

昨日用事があって母のところに電話すると、親戚の人が来るので慌てている様子だった。 その親戚というのが母と同じ人生を歩んだ人らしく・・・。そしてその息子さんは38歳でひきこもりだとか。 私はその話を聞いた瞬間、いてもたってもいられなくなった。…

お骨にふれたとき

父のお骨が焼きあがってお骨拾いの時、最初は普通に両側から二人でお箸で骨壷に入れたのだが、入りきれない頭蓋骨を見た瞬間、係りの人に「さわってもいいですか?」と思わずたずねてしまった。父のぬくもりが感じられるようなそんな気がしたのだ。係りの人…

久しぶりの宝塚

今日は浦安を5時半に出て、6時半の飛行機で大阪に向かった。 東も西も今日は蒸し暑い朝だった。東京大阪は意外に近いもので、宝塚の自宅には8時半ごろには着いた。 着くと娘は一生懸命掃除の最中だった。 仕事で疲れているだろうに早起きして私たちのため…

認知症の始まりか

夫の母の様子がおかしい。 認知症の始まりか・・・波乱万丈の中を生きてきた私の母は心がしなやかで打たれ強い。 私とケンカしてもすぐに立ち直り、そしてそれらをすべてプラスとして取り込んでしまう。 その点は神を信じ信仰心をもっているお陰かなと思う。…

青空が好き

今までは雨の日も曇りの日も好きだった。 でも今は真っ青に晴れた空がいい。 それだけで今の私は心が癒される。私は葬儀が終わって、片づけを済ませ、その日のうちに浦安に帰ってきてしまった。 夫が「もうdemiは限界みたいだ。このままだと爆発しそうだ。爆…

アヴェマリアを聴きながら

アンドレア・ボチェッリのアルバム『Sacred Arias』からアベマリアを繰り返し聴いている。 大きな波が寄せてきた時、そしてその波が過ぎ去った時、私はいつも天をあおぎながらこの3つのアヴェマリアを聴いていた。昨日は一日泣かないでいられた…

感謝

一人で付き添ったのはたった一晩だったが、あの日寝ずに心をこめて看病できたことが、私の心を今支えてくれている。感謝の気持ちを口に出して言えた事、父の手や頬に優しくふれてあげたこと。見るに忍びないくらい苦しむ父の姿を、後ずさりすることなく体で…

日に日に募る想い

天を見上げると涙が出てくる。 晴天の青空も、夜の星空も・・・ 「お父さん、今どこにいるの?」いつもそんな風に語りかけながら、 あの日感じていた父のぬくもりを思い出している。父は最期に家族みんなに囲まれ大往生だった。 でも私は知っている。 その直…